ワンアップカラーの半袖シャツ、いわゆるアロハシャツ。以前ハワイで買ってきた、コットン生地とココナツボタンで作りました。
売っているアロハシャツで、たまに生地裏表が逆のものを見かけるたび不思議だったんですが、リバースプリントと呼ばれるアロハシャツではオーソドックスな手法らしいのです。
プリントの裏面を表にして縫うので、もともとのハッキリした派手な柄が、かすれた良い色合いになりました。しかも裏が鮮やかになって面白い!裏地で遊ぶ、粋な着物みたいじゃないか。袖を長めにして折り返して着るのも良いのでは。
台衿も前立もないので作るのは簡単です。ただ、作っている最中に表裏がこんがらかって通常通りプリントを表にして縫いそうになるので…いざ縫う前に必ず指差し確認、これ大事。
背中はヨーク+サイドタック、裾は直線で両サイドにスリット。ラフになりすぎず綺麗に着られるように、全体的に細身です。鮮やかな裏にも注目して欲しいから、両脇の縫い代始末は降り伏せ縫いで丁寧に。
胸ポケットを見頃と柄合わせで裁ったら、溶け込みすぎて有るのか無いのか分からなくなりました。前中心は合わせなかったのだから、ポケットも合わせない方が自然なのかも。でもすっきりして見えるから、これはこれで良いかな。