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宝塚

練習着:ウェディングドレスから

投稿日:2008年9月1日 更新日:

「階段降り練習着」という引退時独特の練習着。公演最終日カーテンコールに袴姿で大階段を下りて登場する、その練習のための衣装なんだそうです。

ご本人さまからのリクエストで、取り外しのできるベルトと羽織り物(ボレロ)がついています。このデザインもご本人からのリクエストです。

ベルトは背中に大きなリボンとバラの造花付き。

本体は水玉のサテン地でというお話だったんですが、良い生地が見つからなくて。相談したら「全部お任せします」って…あれ?良いのかな?ということで、水玉のチュールと花モチーフのレースを剥ぎ合わせて作りました。花モチーフのレースは、以前ミスコンをお手伝いした時に使ったウェディングドレスを解体して、ビーズ刺しゅうを少し足したものです。

下にはラメの入ったフリル付きの不思議な生地を重ねて。チュールやレースから透けて見えるのがすごく綺麗で豪華です。一番下のサテンを含めると3枚仕立てになってるので重いんですが、肩紐はつけずに胸元のゴムとウエストのベルトでおさえて着ます。

羽織り物にはケープを使う人が多いらしいですが、今回はフレンチスリーブのボレロで、というリクエスト。ウェディング雑誌の中から、近い雰囲気のデザインを拾って作ってみました。

本体と同じ水玉チュールの下に光沢のあるオーガンジーを重ねて。袖はキャップスリーブ、襟は邪魔にならない程度に低めのスタンドカラー。
縁どりはビーズとスパンコールを付けたチュールレースで。本体の裾飾りにも使ったチュールレースと同じ波型のものです。
中央にはサテンリボンとシルクフラワーでつくったコサージュを付けて,コサージュ裏のホックで前を合わせます.

後ろ姿。丈は背中のリボンにかからないよう短かく。

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