ウェディングドレスからベビーセレモニードレスへ。
もとは厚手のサテンをベースにギャザーたっぷりのやわらかいシフォン、というドレスでした。サテンだと重くなるのと肌触りが硬くなりそうだったので、シフォンをメインに、肌にあたる内側はコットンで作りました。ハイウエストで切り替えた身頃のみコットン+レース、他は全てコットン+シフォンです。
抱かれたり寝ていたりする子が着るものなので、重力で流れないようにギャザーは少なめにして胸元切替で2倍、裾切替で1.5倍程。もとのドレスはスカートが4〜5倍のギャザーで重さがあり綺麗だったのですけど、それは大人が立った状態で着るからこそ、かなと思いまして。
衿、スカート裾切替、帽子フリル切替に細い花モチーフのケミカルレースをのせました。胸元切替はシフォンにギャザーを寄せたベルトと、もとのドレスの胸元に着いていた花モチーフレースを少しだけ。ボタンはコットン+シフォンで作った10mmくるみボタン。
ちなみにもとのドレスはこんな感じ。ホルダーネックになった上半身のシフォン部分は取り外しが出来て、外すとサテン+レースの身頃になる2wayでした。
たまたま会えて、そこから話が出て盛り上がって、すぐにドレスやイメージ画像を送ってもらって… と実現するまであっという間でした。リメイクで子供に着せたいとそんな思いが少しでもあるなら、せっかくなら叶えて欲しいなと思って、お手伝いできて嬉しかったです。
何を着たって可愛いのでしょうから、思い出まで纏ったらそれはすごく可愛くて大切なものになるのでは。